間借りキッチンは安いのか！？
最近よく聞きます。シェアキッチン、レンタルキッチン、間借り厨房、コラボキッチン、クラウド厨房などなど
事務所、会議室に限らず、飲食店や個人にもシェアする文化が広がっています。初期費用があまりかからず簡単に開業できます。
通常、テナントを借りると
| 賃料（1か月） | 20万円 |
| 敷金・礼金 | 100万円 |
| 仲介手数料 | 20万円 |
| リフォーム代 | 500～1000万円 |
| 閉業時 | 100万円 |
かなり高額な初期投資をしなければなりません。さらに閉業するときも、賃貸だとスケルトン渡しを義務付けられていることもあります。そうするとその費用がさらに100万円。
1000万円ぐらいあれば撤退も考慮して開業できます。手元資金で1000万円持ってない方はたくさんいます。
そうなると融資を受けないといけません。ぐっとハードルがあがります。そもそも成功するかどうかわからないのに、それだけの費用をいきなりかけにくいものです。
シェアキッチンのメリットは？
そこで、このシェアキッチン。
もともと夜だけ営業する居酒屋さん。お昼の時間帯はお店を閉めています。そのお昼の時間を間借りするというスタイルです。たしかに合理的です。さらに閉業するときも、自分のものではないので、居酒屋さんに返すだけ。これは便利ですね。
またシェアしているもの同士で情報交換が行われます。１人で行うよりも知識や技術の向上が速いというメリットもあります。さらに、営業時間帯が長くなり、そこでお店をやっているという宣伝効果がアップします。
設備は一通りそろっているので初期投資が抑えられます。
シェアキッチンのデメリットは？
デメリットとして時間的な制約があります。
後のテナントさんが使う前に撤収しないといけません。だから時間を延長するのが難しいです。貸主が使う前に清掃業者を入れることもあります。そうすると、さらにその前に撤収をしないとけないということになります。
あとはストックヤードが少ないことが多いです。貸してくれる側の食材がぎっちり入っていると、使えるスペースがほとんどない。クーラーボックスで対応して、また持って帰らなければいけない。なんてこともあります。食器類も共用がいいのか。フライパンもつかってよいのか。どこまでシェア可能なのかを事前に確認が必要です。
シェアキッチンは初期投資は低いのですが、案外費用が高い。
立地が良いと1時間1万円ということも。 5時間で5万円。・・・・高すぎますね。
1時間：3000円 → 1日（5時間）：1万5千円 → 1か月：45万円
いや～やっぱり高いです。
それでもはやっているのは初期費用がかからないから。これが本当に大きい。
居ぬき物件で良いじゃない！？
居ぬき物件は確かに安いです。
でも設備がタダじゃないことがほとんどです。
設備譲渡代として500万円必要。なんてこともあります。
・家賃：20万円
・敷金：100万円
・仲介費：20万円
・設備譲渡代：350万円
・消費税：10％
結局500万円ぐらい必要になることはざらです。居ぬき物件安いんちゃうんかい・・・
いや安いんですよ。スケルトンからマルっと用意するよりはね。
あとなんやかんやで中古。イメージと違うとか、結構内装がくたびれてるってことも普通にあります。そこは許容するしかありませんね。
少しでも安く借りる方法は？
大家さんに直接借りる、Tempodasなどを利用する、などが考えられます。
大家さん直接が一番コスパが良いのですが、なかなか見つけにくいものです。
候補地周辺を歩いて空き物件を見つけるか、大家さんが持っているホームページに直接アクセスする。
あとは、リクルートが提供しているTempodasを利用するのも一つの手段でしょう。
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