飲食店を安く借りる方法は?【テンポダス(Tempodas)はお得なのか?】

儲かる店舗

店舗を借りるのは高い!!

店舗の賃料は住宅より高くなります。

  • 敷金・礼金・保証金が高い!
  • 仲介手数料がかかる!
  • 消費税がかかる!
  • 設備費用が高い!!

ほかにも、住宅より件数が少ないことが多く、地域的によっては家賃負担は重くなります。

敷金・礼金・保証金が高い!

住宅の敷金で多いのは3カ月。

最近のワンルーム系狭小アパートは敷金・礼金0円。地域やタイプにもよりますが、住宅の敷金・礼金は安くなる傾向にあります。

それに対して店舗だと、敷金6~10カ月分。

飲食店可の店舗だとこれぐらいは結構あります。

なぜこんなに敷金が高いの?

それは、店舗が撤退するとき、スケルトン渡しといって、内装を全て解体して返却することが多いからです。つまり解体費用が必要になります。万が一、撤退時に倒産して解体費用を払えないと解体費用の負担は大家さん側です。トラブル防止を兼ねて、敷金の設定はどうしても高くなります。

家賃20万円だと 敷金120万円

結構な金額になります。

住宅と違って、敷金償却、礼金・保証金といってお金が返ってこないことも多いです。それどころか大家側が撤去すると撤去費用が足りないと追加請求されることもあります。

仲介手数料がかかる!

これは住宅も同じです。

不動産会社が仲介すると、仲介手数料がかかります。借りる側(入居者)も貸す側(大家)も同じように不動産屋さんに手数料を家賃の1か月分払います。

店舗は高いものは家賃100万円を超える物件もあります。そうすると仲介手数料の負担が大きくなります。

基本的に仲介手数料から逃れるすべはありません。不動産屋さんに請求されたら支払わざるを得ません。しかし、仲介が入らない場合(大家さんから直接借りる)、特定サイト(tempodas等)を利用する場合は不動産業者にかかる仲介手数料が発生しません。(代わりに大家さん側からある程度手数料を請求されることはあります)

消費税がかかる!

住宅非課税です。

大家さんも消費税を払わないで済むので、家賃もその分安くなります。

店舗課税されます。

大家さんも消費税を払わないといけないので、家賃はその分高くなります。

家賃20万円 × 1年分 = 240万円 + 消費税 24万円!

消費税だけでも地味に負担が来ますね。

設備費用が高い!!

飲食店は、給排水、空調、換気、ガスといった設備が必要になり、一気にコストを跳ね上げます。

さらに、冷蔵庫、調理機器なども当然必要。客用の椅子・机など備品関係も入れると総額は数百万円~といったところでしょうか。

Tempodas(テンポダス)とは?

Tempodasとは、リクルートが提供している、店舗検索サイトです。

2020年にサービス開始、2022末関東エリア掲載物件数No1。

引用:Tempodas公式サイトより

愛知県でもすでに1000件を超えています。

同様のサービスで、athome(アットホーム)、飲食店ドットコムがあります。

Tempodasはなんで人気なの?

借りる人は無料で検索できます。

不動産会社も掲載費無料(成約時に支払い発生)です。

他の類似サイトも基本的に同じようなものです。

ではなぜ人気なのか?

サイトが、不動産会社にとって使いやすいものであり、利用者にとっても使いやすいものだからです。

不動産会社以外でも、建築主(貸主)自らが掲載可能となっています。
(類似サイトのathomeや飲食店ドットコムは大家は直接掲載できません)

引用:Tempodas公式サイト

その場合、不動産仲介業者はないので、業者との仲介手数料が発生しません。

ただし、貸主からそれに代わる手数料請求されることはあります。また貸主もTempodasに成約時に掲載料を支払う必要はあります。

しかし、全体的に掲載スピードが速く、煩わしい手続きが少ない、大家も直接掲載が可能。そのため掲載数が急激に増えてきているのだと思われます。不動産仲介業者を介していないお得な、掘出し物も、たくさん掲載されています。

掲載されている物件が多く、早く掲載されるので、借りる人もTempodasを使う人が増えています。

店舗を借りる費用を安くするリスト

  • 居抜き物件
  • できるだけ狭い物件
  • 大家さんに直で借りる
  • ちょっと不便な立地

ざっくりこんなところです。

居ぬき物件は、設備譲渡(内装・設備)代が数百万円必要ということが多い。

居抜きは結果安くないケースもあるので要注意です。リフォーム代と譲渡代がほとんど同じじゃないかな?という物件もあります。実物をしっかり確認して判断する必要があります。内装が綺麗でも厨房設備がかなり劣化しているケースもあります。

狭い物件は、飲食店を始めたばかりの方、小規模店舗を予定している人におすすめ。

箱のサイズが決まっているので店舗設計の難易度が格段にあがります。ギリギリの最小寸法を把握していないと、冷蔵庫が入らなかった・・・テーブルがおけなかった・・・なんてリスクもあります。設計者さん次第。

大家さんに直接借りる。仲介手数料が発生しません。

Tempodasは、大家さんが直接掲載できるので、案外掘り出し物件もあります。借りる人にも仲介手数料が発生しないので、経費節約につながります。(ただし割合としては、不動産屋さんが掲載していることが多く、それらは仲介手数料が発生します。)街を歩いて直接空き店舗の看板で探す人も少数派ですがいるようです。

ちょっと不便な立地。一本裏通り、駅までちょっと遠い、1階以外。相応のリスクはあります。

立地が悪いと安くなっています。ただし、賃貸契約で店舗をする場合は結構勇気が必要ですね。敷金、仲介手数料を何百万円かけても、集客力が低いと売上が伸びません。立地の悪さを挽回できる営業的なプラスポイントが必要です。

そのほかの手段は?シェアキッチンもあり?

過去記事で紹介した、シェアキッチンも初期投資を抑える方法として考えられます。

事業に成功するかどうかわからないのに、いきなり500~1000万円を掛けるのはかなり勇気が必要ですよね。

それを回避する手段としてはおすすめです!

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